Windows10でのHDDのフォーマット方法

新しい記憶媒体を初めて機器に接続したタイミングや、何らかの原因でデータの管理に不具合が発生したときに「フォーマットが必要です」と表示されるのです。本記事では、Windows10でのHDD(パーティションを分割したHDD&新しく追加したHDD)のフォーマット方法やフォーマットしてしまったデータの復元方法などについて徹底解説します。内蔵HDDだけでなく、SSDや外付けHDDにも適用されます。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年04月17日

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HDDのフォーマットについて

HDDをはじめ、各種記憶媒体を使用する際に「フォーマットが必要です」などと表示されることがあります。初めて接続した機器で表示されると、なぜフォーマット(初期化)が必要なのかと思われるかもしれません。

フォーマットとは

フォーマットとは、データを消去するものではなく、新しいファイルシステムを再構築するために行うものを指しています。

⭐説明:ハードディスクをフォーマットすると、保存していたデータは全て消えてしまいます。フォーマット形式にも左右されるものの、厳密にはフォーマットで消去されるのはデータの管理領域です。実際のデータは見えなくなっただけで、ストレージ内には残されていることがあります。

フォーマットという処理は厳密には初期化ではなく、「データの記憶媒体をその機器で利用できるようにするため、どこにどんなデータが記録されているか管理する領域を設定する」操作のことです。本や雑誌の「目次を作る作業」と考えるとわかりやすいでしょう。

【質問】データが消去されていないにも関わらず、なぜフォーマットを行うと、保存データが見られなくなるのでしょうか?
【回答】フォーマットの作業を行うと、目次の役割を持つファイルシステムが再構築されます。つまり、以前は目次から保存データにアクセスできていましたが、フォーマットの作業により目次がなくなり、データにアクセスすることができなくなるのです。

フォーマットとは

フォーマットと初期化の違い

フォーマット=初期化だと勘違いしている方が多いですが、厳密にいうと実は異なる作業なのです!ではフォーマットと初期化はどのような点が異なるのでしょうか?

上記の通り、フォーマットとは、ファイルシステムを初期化し、使用OSやファイル形式に合わせたファイルシステムを再構築する作業のことを指しています。綺麗に整えられた目次を再構築することで、目次がなくなり、保存データにアクセスすることができなくなるというわけです。つまりもともと保存していたデータは、フォーマットにより削除されるのではなく、データにアクセスするための目次がなくなり、パソコン上から見えなくなっているだけなのです。

⭕初期化を行うと、保存データがすべて削除され、まっさらな状態に戻ります。いわゆる工場出荷状態に戻す作業のことです。

👍【関連知識】Windows 11/10/8/7でSSDを初期化する方法

初期化

フォーマットの種類

フォーマットには2つの種類があり、保存するデータや目的によって使い分けることができます。目次にあたる部分のみ初期化する「クイックフォーマット」か、記憶領域全体を初期化する「通常のフォーマット」を行う必要があります。

🌸クイックフォーマット

名前の通り、短時間で行うフォーマットをクイックフォーマットといいます。すぐに削除する予定のデータ(テレビの録画など)を保存する場合や、フォーマット作業に時間をあまりかけたくないというときにはクイックフォーマットで済ますという方も多いようです。しかし、フォーマット完了までの時間が早い分、記憶媒体の不具合までは確認しないため、故障に気づきにくいという欠点があります。

クイックフォーマット

🍓通常のフォーマット

新しく購入した記憶媒体を使用する前などに行うフォーマットのことです。例えば、新品のハードディスクをフォーマットすることで、初期不良がないかどうかを確認するために行います。重要なデータを保存する前に、機器不良のチェックのために行うことが多い作業です。

通常のフォーマット

どのフォーマット形式にすればいいの

使用している記憶媒体・ストレージ(サーバーやパソコンなどの内蔵HDD/SSDまたは外付けHDD)は、ファイルシステム(フォーマット形式)によって決まった形式でデータを管理・保存しています。簡単に言うと、どのような形式のファイルがどこのフォルダに保存されているのか、など目次のような役割を持っているのがファイルシステムです。

 

私の使用環境では、結局どのフォーマット形式にすればいいの?そんな疑問を持たれている方も多いと思います。よくわからないから、一番汎用性がありそうなものにしてしまうと、停電などの障害でデータが全損してしまった!!なんて悲しいことになる可能性もあります。

 

ファイルシステムが、「FAT32」の場合、1ファイルの容量は4GBまでという制限があるので、4GBを超える容量のファイルを保存したい場合は、容量に制限のない「NTFS」でフォーマットする必要があります。「NTFS」にすると、Mac OSで読み込みはできますが、書き込みできません。「FAT32」と「exFAT」はMac OSでも利用可能です。基本的には、APFSやNTFSのような特定のOS専用のフォーマット形式(ファイルシステム)がオススメです。ただし、MacでもWindowsでも使用したい人も多くいらっしゃると思うので、そのような方はexFATがオススメです。その他にもFAT32やHFS+(MacOS拡張ジャーナル)といったフォーマット形式もありますが、古い環境でどうしても使わないといけない場合のみ選ぶようにしてください。

どのフォーマット形式にすればいいの

★【結論】それぞれの環境ではどんなフォーマット形式がオススメなのかを解説しています。
Apple製品でしか使わない人 → APFS
Windowsでしか使わない人 → NTFS
様々な環境で使用したい人 → exFAT
古いApple製品で使用したい人 → HFS+
特定の古い製品(PS3など)で使用したい人 → FAT32

HDDをフォーマットする理由

📌要するに、データの配列形式を整え、データを書き込むための準備を行うのがフォーマット(初期化)の目的です。

★HDD(SSD)をフォーマットする目的の一例をご紹介します。
新しく購入した記憶媒体を使用する前に、パソコンのOSやファイル形式に合わせてファイルシステムを構築するため
購入した記憶媒体に、初期不良がないか確認するため
記憶媒体自体に論理的なエラーや障害が発生し、フォーマットを行うことでエラーを解消するため
ファイルシステム変換を行い、異なるOSに対応させるため
......
 

「ドライブD:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」と表示されデータにアクセスできない!

 

このようなトラブルは少なくありません。操作中に突然「フォーマットしてください」「フォーマットしますか?」というエラーが出た場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?

★フォーマットが必要と表示される主な原因は、以下の3つです。
記憶媒体の容量が少なくなってくる:ストレージの容量がいっぱいになっていると「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示されることがあります。※容量不足が原因の時は、不要なデータを消去することで問題が解決する場合もあります。
物理障害が発生している:機器自体が破損していたり、ハートディスクやメモリ媒体が物理的に壊れている時も、フォーマットに関するエラーメッセージが表示されることがあります(経年劣化や衝撃による破損などが主な原因です)。※筐体破損であれば、目視で確認することができますが、ハードディスクの内部の部品や、SDカードなど、小さいものだと破損部分を確認できないこともあるので要注意です。駆動中に普段とは異なる音が聞こえる時は、物理的な故障の可能性があります。そのまま使用を続けていると、さらに破損状態が悪化し、データ復元の確率が低くなってしまいます。
論理障害が発生している:突然のシャットダウン、停電などにより、ファイルシステムに異常が発生している可能性があります。ストレージのファイルシステムが破損していたり、不具合が起きていたりすると、「フォーマットが必要です」というエラーが表示されることがあります(ファイルシステムが壊れているため、ストレージは使用できません)。※論理的な障害の場合、通電を続けたり、再起動や抜き差しを繰り返している(使用を続けている)と物理障害を併発し、状態が悪化する恐れがあるため、すぐに使用を中止しましょう。
そのほかの原因:ケーブルに不具合が起きている、サーバーに接続しているパソコン側が故障している......※パソコン側が原因の時は、パソコンを再起動することで問題が解決する場合もあります。

HDDのフォーマットのご注意

🚨ハードディスクのフォーマットを行うと、データを管理している情報がすべて消去され、保存したデータは無くなります。そのため、フォーマットを行う前にAOMEI Backupper Standardを使用して必要なデータのバックアップを作ることをお勧めします。

🚨他の記憶装置を誤ってフォーマットしないように、十分ご確認ください。できれば、フォーマットを行わない記憶装置(ハードディスク、USBメモリ等)は、取り外してください。

🚨Windows10では、Cドライブ以外のドライブや外付けHDDなどのハードディスクをフォーマットすることができます。Windows(OS)がインストールされているCドライブは、フォーマットすることができません。Cドライブの場合は、Cドライブをセカンダリドライブとして接続し、既存のドライブからWindowsを読み込む(起動する)必要があります。

🚨SATA、USB、FireWire、eSATA等の接続方法が変わった場合(SSD、外付けHDD)でも基本的に手順は同様となりますが、一部例外のデバイス(LAN接続のNAS等)もあるのでご注意ください。

パーティションを分割したHDDをフォーマットする方法

フォーマットを行うように指示が出た場合は、どのような手順で実行すれば良いのでしょうか?次は、Windows10でHDDのフォーマットを行う4つの方法をご紹介します。

💡ヒント:ハードディスクが既にパーティション分割されている状態である(すなわち、既にパーティションを作成している)ことを確認してください。

👍【関連知識】Windows10でHDDパーティションを分割する方法

方法①:エクスプローラーでのフォーマット方法

Windows10のエクスプローラーでハードディスクをフォーマットするには、以下の操作手順を行ってください。

ステップ 1. 「スタート」をクリックし、アプリの一覧を表示させます。「W」欄から「Windowsシステムツール」⇒「PC」をクリックします。

Windowsシステムツール

ステップ 2. 「PC」が表示されたら、フォーマットしたいハードディスクを「右クリック」⇒表示された一覧から「フォーマット」をクリックします。

エクスプローラーでのフォーマット

ステップ 3. 「フォーマット」が表示されたら、「ボリュームラベル」ボックスにドライブの名称を任意で入力して、「開始」をクリックします。

💡「フォーマット」画面内の各設定項目については、以下のとおりです。
ファイルシステム:FAT32・exFAT・NTFSなどの形式があります。通常は既定から変更する必要はありません。※Windowsでは、32GBを超える領域をFAT32でフォーマットすることはできないため、32GBを超えるハードディスクの場合、メニューにも「FAT32」は表示されません。
アロケーションユニットサイズ:クラスタと呼ばれる、データを管理する領域の単位です。通常は変更する必要はありません。
ボリュームラベル:ドライブの名称です。任意のドライブ名に変更することができます。ボリュームラベルに入力できる文字数はファイルシステムによって異なります。例えば:NTFS(半角:32文字/全角:32文字)、FAT32(半角:11文字/全角:5文字)、exFAT(半角:11文字/全角:11文字)。また、一部の記号などドライブ名に使用できない文字があります。
クイックフォーマット:クイックフォーマットにチェックを入れると、通常のフォーマット(クイックフォーマットのチェックを外す)より短時間で行うことができますが、不良セクタのエラーチェックが行われません。通常フォーマットは時間がかかりますが、新しいハードディスクの場合でも初期不良のチェックが行えます。

ボリュームラベル

ステップ 4. 「警告:フォーマットするとこのディスクのすべてのデータが消去されます。」というメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

警告

フォーマットが終了すると、「フォーマットが完了しました。」というメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。以上で操作完了です。

方法②:「ディスクの管理」でのフォーマット方法

このコンテンツでは、Windows10の「ディスクの管理」画面によるフォーマット方法を解説します。

📝補足:Windows10の「ディスクの管理」は、Windows10標準搭載のツールの1つとして、システムの再起動と作業の中断を必要とせず、ディスクのパーティションやボリュームを管理することができます。多くのユーザーにとってとても便利なツールです。

ステップ 1. 画面下部のWindowsマークを「右クリック」⇒表示されたメニューから「ディスクの管理」をクリックして「ディスクの管理」画面を開きます。

👍【関連知識】Windows 11/10/8/7でディスクの管理を起動する方法

Windowsマーク

ステップ 2. 「ディスクの管理」画面が表示されたら、フォーマットしたいディスクを確認します。

💡フォーマットしたい記憶装置を見分けるためのポイント
通常の場合、パソコン内蔵のハードディスク(またはSSD)は「ディスク0」と表示されます。外付けハードディスクやUSBメモリ等は、「ディスク1」以降に表示されます。
ディスクの容量を確認:フォーマットを行いたい記憶装置の容量をあらかじめ確認しておくことで、見分けることができます。
どうしても見つけられない場合:「ディスクの管理」画面を開いた状態で、フォーマットを行いたい記憶装置をパソコンから取り外して、また接続します(ケーブルを抜いて差しなおします)。パソコンへ接続しなおすことで、「ディスクの管理」から該当の記憶装置の表示が一旦消えてまた表示されるため、フォーマットしたい記憶装置が見つけやすくなります。

ディスクを確認

ステップ 3. フォーマットしたい記憶装置のディスクを「右クリック」⇒表示されるメニューから「フォーマット」をクリックします。

📝補足:「ボリュームの削除」で不要なパーティションを削除してから、「未割り当て」状態にしたディスクを「右クリック」⇒表示されるメニューから「新しいシンプルボリューム」をクリックすることでパーティションのフォーマットを実行することもできます。

フォーマット

ステップ 4. 「ファイルシステム」を選択し、「クイックフォーマットする」にチェックを入れたら、「OK」をクリックします。

※ヒント:クイックフォーマットを選択すると早くフォーマットが完了します。選択しなくてもフォーマットすることができます。

ファイルシステム

ステップ 5. メッセージ内容をよくご確認いただき、データが消去しても問題ない場合は「OK」を押してください。「フォーマットが完了しました」というメッセージが表示されれば、フォーマットは完了です。

メッセージ

以上でフォーマット作業は完了です。

方法③:diskpart.exeでのフォーマット方法

Windows10では、「diskpart.exe」(ディスクを管理するためのCUIツール)を使うことで、コマンドラインでディスクのパーティションやボリュームを操作することができます。コマンドプロンプトからコマンドを入力していく作業になります。

以下の手順で、Diskpartコマンドを使ってHDDをフォーマットすることができます。

ステップ 1. タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力して、右クリックから「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. 「コマンドプロンプト」が起動したら、「diskpart」と入力して、Enterキーを押します。

ステップ 3. diskpart.exeが起動したら、次のコマンドを入力します。※各コマンドを入力した後、Enterキーを押します。

list disk(PCに接続されているSSD/HDDの一覧が表示されます。)
select disk n(nはフォーマットしたい記憶装置のディスク番号です。)
list partition(フォーマットしたいディスクのパーティションを表示させます。)
select partititon m(mはフォーマットしたいディスク上のパーティションの番号です。)
format fs=ntfs quickまたはformat fs=fat32 quickまたはformat fs=exfat quick(パーティションをNTFSまたはFAT32またはexFATでフォーマットします。)
exit(diskpart.exeを終了します。)

ステップ 4. 「exit」と入力して、Enterキーを押します。コマンドプロンプトを閉じます。もちろん、コマンドプロンプトのウィンドウの右上にある「×」ボタンをクリックすることで、コマンドプロンプトを終了することもできます。

方法④:AOMEI Partition Assistant Standardでのフォーマット方法(お勧め)

Windows10の標準アプリ「エクスプローラー」「ディスクの管理」「diskpart.exe」は、32GB以下のパーティションのみをFAT32ファイルシステムでフォーマットすることができます。32GBを超えるパーティションをFAT32ファイルシステムでフォーマットしたい場合、どうすればいいでしょうか?サードパーティ製のディスクパーティション管理フリーソフトAOMEI Partition Assistant Standardを使うことができます。

AOMEI Partition Assistant Standardは内蔵HDDだけでなく、SSDや外付けHDDなどの記憶装置を簡単にフォーマットすることができます。また、32GB以上のパーティションをFAT32ファイルシステムでフォーマットすることができます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロード、インストール、起動します。

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ステップ 2. フォーマットしたいディスクのパーティションを右クリックして 「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

ステップ 3. ポップアップウィンドウでは、ファイルシステムの種類やクラスタのサイズなどを設定することができます。そして、「はい」をクリックします。

フォーマットの設定

ステップ 4. 操作を実行するには、「適用」をクリックしてください。その後、Windows10のドライブが正常にフォーマットされました。

適用

※ヒント:上述のように、OSが正常に起動できるように、システムパーティション(ブートパーティション)をフォーマットすることができません。しかし、AOMEI Partition Assistantでブータブルメディアを作成⇒BIOS(基本入出力システム)設定を変更⇒ブータブルメディアから起動⇒システムパーティションをフォーマットすることができます。

新しく追加したHDDをフォーマットする方法

Windows10で新しいハードディスク(またはSSD)を接続した際のフォーマット方法について説明します。

ステップ 1. フォーマットしたいHDDを接続して、画面左下のスタートボタンのところで右クリックします。メニュー内の「ディスクの管理」をクリックして「ディスクの管理」を起動します。

スタートボタン

ステップ 2. 「ディスクの初期化」ウインドウが表示されます。パーティションスタイルを選択して、「OK」をクリックします。

📝補足:「ディスクの初期化」が表示されない場合、新しく追加したHDDを右クリックして、「ディスクの初期化」を選択します。
パーティションスタイルについて
GPTはWindows Vista以降で使える形式となり、Windows XPでは使えません。
MBRはWindows XP等で主に使われていた形式となり、1パーティションの上限が2TBまでと制限があります。
Windows XPに接続する予定が無いのであれば、GPT形式を選んでおくことをお勧めします。

ディスクの初期化

ステップ 3. 「ディスクの管理」画面に戻ります。フォーマットされていないHDDは「初期化されていません」と表示されていたり、「未割り当て」と表示されています。初期化が完了した段階で、先ほど「初期化されていません」と表示されていた場所が「オンライン」と表示されます。その右側の枠内の「未割り当て」と表示されているところで右クリックします。メニュー内の「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

新しいシンプルボリューム

ステップ 4. 「新しいシンプルボリュームウィザード」が表示されます。「次へ」をクリックします。「ボリュームサイズの指定」が表示されます。ボリュームのサイズを設定し、「次へ」を左クリックします。

💡ヒント:パーティションを複数作成する場合にボリュームサイズを変更します。複数作成しないのであれば、変更せずそのまま「次へ」をクリックしてください。

ボリュームサイズの指定

ステップ 5. 「ドライブ文字またはパスの割り当て」が表示されます。「次へ」をクリックします。

ドライブ文字

ステップ 6. 「パーティションのフォーマット」が表示されます。基本的には初期状態のままで問題ありません。「次へ」をクリックします。「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」が表示されます。「完了」をクリックします。

ステップ 7. 「ディスクの管理」画面に戻ります。この例で、先ほど「未割り当て」だった部分が「ボリューム」という名称でEドライブにマウントされています。右上の【×】マークをクリックして「ディスクの管理」を終了します。

ディスクの管理を終了

これでフォーマットは完了です。エクスプローラーで「PC」を表示すると、先ほどフォーマットしたHDDが表示されています。この状態であれば、新しいHDDへのアクセスが可能です。

追加:フォーマットしたデータを復元する方法

作業中に誤ってハードディスクのフォーマットをしてしまい、データがすべて消えてしまいましたが、データの復元は可能です。前述のとおり、フォーマットは目次機能を持つファイルシステムを書き換えている状態のため、保存データは残っていることが大半です。フォーマット後、データを上書きしていない状態であれば、データ復元ソフトで対応できる可能性があります。

ここでは、データ復旧ソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」の「データ復元」機能を使用して、記憶媒体(内蔵HDD・SSD・外付けHDDなど)をスキャンすることで内部データを取り出すことをお勧めします。

Proのデモ版Win 11/10/8.1/8/7
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※デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロード、インストール、実行し、ツールバーの「復元」⇒「データ復元」をクリックします。

データ復元

ステップ 2. Windowsデータ復元画面が表示されたら、フォーマットしたHDDを選択し、「スキャン開始」をクリックします。

スキャン開始

ステップ 3. スキャンが完了すると、復旧可能なデータがすべて表示されます。復元したいデータを選択し、「復元」をクリックします。復元したデータを保存するパス(フォルダ)名を指定したら、データ復旧が始まります。

復元

保存先

ステップ 4. 復元が正常に完了すると、指定したパスに復旧したデータが保存されています。

完了

HDDのフォーマットについてよくある質問

質問:HDDフォーマットとは何ですか?

回答:HDDフォーマットは、ハードディスクドライブ(HDD)に対して行われるデータの整理や準備のプロセスです。これにより、HDDに新しいファイルシステムを作成し、データを保存するための領域を確保します。

質問:HDDをフォーマットする必要性はありますか?

回答:はい、HDDをフォーマットすることで、データを整理し、不要なファイルを削除し、新しいファイルシステムを作成することができます。また、HDDに問題がある場合には、フォーマットすることで問題を解決することもあります。

質問:HDDフォーマットはデータを消去しますか?

回答:はい、HDDをフォーマットすると、保存されているデータは完全に消去されます。したがって、フォーマットを行う前に重要なデータをバックアップすることが重要です。

質問:HDDフォーマットの方法はありますか?

回答:HDDをフォーマットする方法はいくつかありますが、一般的にはオペレーティングシステム(OS)に組み込まれたディスク管理ツールを使用するか、サードパーティ製のフォーマットユーティリティを利用します。

質問:HDDフォーマット後、データを復元することはできますか?

回答:HDDをフォーマットすると、保存されていたデータはすべて消去されるため、通常は復元することができません。したがって、重要なデータを失わないように、フォーマット前に必ずバックアップを取るようにしてください。

最後に

この記事では、HDDのフォーマットについて徹底解説しました。HDDをフォーマットする理由、HDDをフォーマットする時の注意事項、Windows10でパーティションを分割したHDDまたは新しく追加したHDDをフォーマットする方法、フォーマットしたHDDからデータを復元する方法をご紹介しました。本記事を読めば、内部ストレージ(HDD/SSD)だけでなく、外付けHDDも簡単かつ高速にフォーマットすることができます。

ご存知のように、強力な復元ソフトによりフォーマットしたパーティションからデータを復元することができます。フォーマットはデータを完全に消去することはできません。個人情報を保護するために、AOMEI Partition Assistant Professionalの「ハードディスクを消去」「SSDの完全消去」機能を使用して、データを完全に抹消して、削除したデータを復元不能にすることができます。また、AOMEI Partition AssistantはSSDへのOS移行、MBRとGPT間での変換、ブータブルCDの作成などの機能も持っています。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。