ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません

4GB以上の大きなファイルをパソコンからUSBメモリや外付けHDDにコピー、移動する時、「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」というエラーが発生したことがあります。これはなぜですか?対処方法は何ですか?

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年11月24日

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「対象のファイルシステムに入りません」エラーの事例

 

ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません

「昨日、私は8GBの大容量ファイルをUSBメモリ(32GB)にコピーしようとしたときに、以下のようなエラーが表示され、大容量ファイルの移動に失敗しました。どうしてこのエラーが発生しましたか?どうやってこのエラーを修正しますか?」

 

ファイルは大きすぎます

サイズの大きなファイル(4GBを超えるファイル)をUSBメモリまたは外付けHDDにコピー、移動する時に「ファイル~は大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」というエラーメッセージが表示されることがあります。次は、このエラーの原因と対処法をご紹介します。

「対象のファイルシステムに入りません」エラーの原因

Windows 11/10/8/7で「ファイル~は大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」が発生する主な原因は、実際にファイルの容量が大きすぎることではなく、ファイルシステムの制限です。ファイルシステムの制限によっては、使える最大ファイルサイズに制限があります。

┏ (゜ω゜)=☞豆知識:システムで扱えるファイルサイズの最大値(制限)を決める第一の要件は、ファイルシステムそのものです。つまり、どのファイルシステムを使うかによって、利用できるパーティションの最大サイズや収容できるファイルの総サイズ、ファイルごとのサイズ制限などが決まっているのです。

例えば、FAT32ファイルシステムでは、4GB超のパーティションを利用できますが、ファイルサイズは4GBまでに制限されます。ほとんどの場合、USBメモリや外付けHDDのファイルシステムはFAT32であるので、4GB以上のファイルを保存する時に「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」エラーが発生することが当然でしょう。

FAT32対NTFS

💡結論:4GB以上のファイルを扱う(USBメモリや外付けHDDに移動、コピーする)ためには、NTFSファイルシステムが必須です。

「対象のファイルシステムに入りません」エラーの対処法

ここでは「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」エラーの原因により、2つの解決策を提供しています。1つはドライブをNTFSファイルシステムに再フォーマットすることです。もう1つはデータを失うことなくファイルシステムをFAT32からNTFSに変換することです。

ドライブをNTFSファイルシステムにフォーマット

🚨注:フォーマットを行うと、ドライブ内の全てのデータが削除されます。重要なデータがなければ、FAT32のUSBメモリや外付けHDDをNTFSファイルシステムに直接再フォーマットすることができます。しかし、USBメモリや外付けHDDの上に重要なデータがあれば、再フォーマットを実行する前に別の安全な場所にファイルをバックアップしておくことをお勧めします。おすすめ人気バックアップフリーソフト

USBメモリまたは外付けHDDをNTFS形式でフォーマットできるWindows標準機能(「ディスクの管理」「エクスプローラー」「コマンドプロンプト」)は多くありますが、最も簡単な方法はファイルエクスプローラー(Explorer)を利用することです。

ステップ 1. USBメモリまたは外付けHDDをパソコンに接続します。

ステップ 2. PCのアイコンをダブルクリックしてファイルエクスプローラーを開きます。

ステップ 3. USBメモリまたは外付けHDDが表示されるので、フォーマットしたいドライブを右クリックして「フォーマット」を選択します。

フォーマットメニュー

ステップ 4. ポップアップが出るので、ファイルシステムの一覧からNTFSを選択します。ここでボリュームラベルを変更することもできます。フォーマットオプションの「クイックフォーマット」チェックボックスがデフォルトでチェックされます。特別な理由がないなら、このチェックを外さないでください。

フォーマット

ステップ 5. 最後は「開始」をクリックしてフォーマットを始めます。

フォーマットが完了すると、USBメモリ/外付けHDDのファイルシステムはFAT32からNTFSに変更され、4GB以上のファイルを保存することができるようになります。

🌸もっと多くのフォーマット方法を知りたい方は、下記の文章を参考にしてください

【簡単】USBメモリをFAT32にフォーマットする4つの方法

ファイルシステムをFAT32からNTFSに変換

AOMEI Partition Assistant Professionalというパーティション管理ソフトウェアは、データを失うことなくUSBメモリや外付けHDDのファイルシステムをFAT32からNTFSに変換することができます。パソコン初心者でも簡単に使うことができます。また、ドライブのフォーマットを高速に実行することもできます。

ステップ 1. パソコンに接続したUSBメモリまたは外付けHDDが認識されることを確認します。そして、このソフトのデモ版をダウンロード、インストール、起動します。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ快適
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 2. ホーム画面で、NTFSに変換したいFAT32のUSBメモリまたは外付けHDDを右クリックして、「詳細処理」→「NTFSパーティションに変換」をクリックします。

NTFSパーティションに変換

ステップ 3. ポップアップで「はい」をクリックして継続します。

はい

ステップ 4. 「適用」をクリックしてNTFSへの変換を実行します。

適用

数秒後、データを失うことなく、選択したボリュームのファイルシステムがNTFSになります。こうすると、大容量のファイルをUSBメモリ/外付けHDDに移動、コピーする時、「ファイル~は大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」というエラーは二度と発生しません。

そのほかのAOMEI Partition Assistantエディション

AOMEI Partition Assistant Professionalでは、パーティションのフォーマット、NTFSとFAT32間でのパーティション変換だけでなく、MBR形式とGPT形式間でのディスク変換、論理ドライブとプライマリパーティション間での変換、ベーシックディスクとダイナミックディスク間での変換など、もっと高度な機能を使用することができます。

そのほか、Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版(有料)、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。上位エディションを購入する前にそのデモ版をダウンロードして無料で試みることができます!

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ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。