Windows 11/10/8/7で隠し回復パーティションを表示させる方法

回復パーティションの変更や削除を防止するため、回復パーティションには通常ドライブ文字がありません。「ディスクの管理」から見えますが、エクスプローラーでは見つかりません。この記事では、Windows 11/10/8/7で隠し回復パーティションを安全かつ簡単に表示させる方法についてご紹介しましょう。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年10月23日

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隠しパーティションの種類

ご存知のように、ドライブ文字のないパーティションは自動的に隠され、Windows 11、10、8、7のエクスプローラーから見つかりません。ここでは、2種類の隠しパーティション(つまり、パーティションのドライブ文字が消えない2つの原因)をご紹介します。

隠したパーティションの状況別に、異なる方法で対処(非表示を解除)する必要があります。

ドライブ文字の削除によって隠したパーティション

「ディスクの管理」/「Diskpart」または「サードパーティ製プログラム」でドライブレターを削除して、パーティションを意図的に隠したことがあります。こういう場合、隠しパーティションを表示するために「ディスクの管理」を使用すればOKです。

☞このような隠しパーティションを再表示する詳しい手順は次のとおりです。

スタートメニューから検索ボックスに「diskmgmt.msc」と入力し、「ディスクの管理」ユーティリティを管理者として実行します。次に、隠しパーティションを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択し、「追加」をクリックしてこの隠しパーティションにドライブ文字を割り当てます。

ドライブ文字とパスの変更

製造元によって隠したパーティション

誤った削除やフォーマットを防ぐために、OEM、回復などの重要なパーティションはよく、Windows OSの製造元であるMicrosoft(マイクロソフト)やPCの製造元・パソコンメーカー(例えば、富士通、東芝、デルなど)によって隠されて、非表示になっています。

「ディスクの管理」または「サードパーティ製プログラム」からのみ見えますが、「ディスクの管理」でもドライブ文字を指定するオプションは提供されていない場合がほとんどです。

※【補足】Windowsでは、システム予約済みパーティションEFIシステムパーティションにもドライブ文字が指定されないため、隠しパーティションになっています。

隠し回復パーティションを表示させる方法

次は、回復パーティションをめぐって、隠しパーティションを表示させる2つの方法について解説していきます。

※回復パーティションについての豆知識:Windows回復環境(WinRE)を保存し、Windows 11/10/8/7に問題が発生した場合、システムを「工場出荷」「以前のバージョン」といった特定の状態に戻すことができます。

Diskpartで隠しパーティションを再表示するには複雑なコマンドが必要なため、一般ユーザーにとっては困難なことであるかもしれません。次は、コマンドは不要で、隠しパーティションを表示させるより簡単かつ安全な方法をご紹介しましょう~

AOMEI Partition Assistantで隠しパーティションを表示

ここでは「AOMEI Partition Assistant Professional」というディスク&パーティション管理ツールを強くおすすめします。この強力なソフトウェアはWindows 11、10、8.1/8、7、Vista、XP(32ビット版と64ビット版)に完全対応します。データを失うことなく、隠した回復パーティションを簡単かつ迅速に表示することができます。

☞次は、AOMEI PA Proを使って、隠し回復パーティションを表示する詳しい手順・方法を解説します。

ステップ 1. パーティション管理ソフトを開く

まずはAOMEI PA Proのデモ版をダウンロードしてコンピュータにインストールする必要があります。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ快適
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

プログラムを起動してメイン画面に入ります。

ステップ 2. 回復パーティションを選択する

表示しようとする隠し回復パーティションを選択し、右側の「詳細」から「パーティションを表示」を選択します。

パーティションを表示

或いは、回復パーティションを右クリックし、ドロップダウンメニューから「詳細処理」⇒「パーティションを表示にする」を選択します。

パーティションを表示にする

ステップ 3. 非表示解除操作を確認する

次のウィンドウで隠しパーティションを表示する操作や注意事項を確認し、問題なければ「はい」をクリックします。

はい

ステップ 4. 非表示解除操作を開始する

操作実行結果が表示され、回復パーティションにドライブ文字が割り当てられたように見えます。問題なければツールバーの「適用」をクリックします。

適用

「保留中の操作一覧」も確認し、問題なければ「続行」をクリックして、隠された回復パーティションを表示させます。 

続行

その後、選択した回復パーティションがWindowsファイルエクスプローラーから見えるはずです。回復パーティション内のすべての内容がエクスプローラーで見つかり、表示されるようになるはずです。

PC故障に備えてこの回復パーティションを削除、またはフォーマットしないでください。

※【補足】もちろん、AOMEI Partition Assistantの「詳細処理」⇒「ドライブ文字を変更」機能を利用して、パーティションにドライブレターを割り当てることで、ドライブ文字の削除によって隠したパーティションを再表示することもできます。

DiskPartで回復パーティションを表示

☞隠し回復パーティションを表示させるために、diskpartコマンドを使用することができます。

ステップ 1. 「ディスクの管理」を開き、回復パーティションと回復パーティションを持つディスクの番号を確認する必要があります。

ステップ 2. Windows検索ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。

ステップ 3. 「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。

diskpartを起動した後、次のコマンドを入力し、Enterキーで各入力を終了します。

●list disk(パソコンに搭載されたすべてのディスクを表示させます。)

●select disk n(nは回復パーティションを持つディスクの番号です。)

●list partition(選択されたディスク上のすべてのパーティションを表示させます。)

●select partition m(mは回復パーティションの番号です。)

※次にはdetail partition(万が一問題が発生した場合に備え、パーティションのタイプ値を覚えておいてください)→Set id = 07 overrideと入力するという方法もあります。

●assign(隠し回復パーティションに1つのドライブ文字が自動で割り当てられます。)

●exit(diskpartを終了します。)

DiskPart

その後、Windowsエクスプローラで、回復パーティションが表示されるか、アクセスできるかどうかを確認してください。回復パーティションを再非表示にしたい場合、remove letter=e(eは回復パーティションに割り当てられたドライブ文字)と入力すればいいです。

結論

実は、Diskpartで回復パーティションを表示にできますが、この方法はWindowsが起動できなくなることを起こすかもしれないので、お勧めしません。回復パーティションのような隠しパーティションを表示にするのはやっぱり信頼できるサードパーティ製パーティション管理ツール「AOMEI Partition Assistant Professional」をお勧めします。

パーティションを表示/非表示にするほかに、パーティションを縮小/拡張してパーティション容量を活用することもできます。また、もっと高度な機能が使用可能です。例えば、パーティションとディスクのクローン/消去、OSの移動、データの復元などです。

そのほかのエディション:Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。必要に応じて最適なバージョンを選択してください。➨異なるバージョンの比較

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ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。