WindowsでディスクのMBRを修復する方法

MBRはディスクのパーティション情報を格納しています。MBRが破損すると、システムに入りません。今回の記事ではMBRに不具合が発生するとき、すぐに復旧する方法を説明します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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MBR(マスターブートレコード)はディスク上の最初のセクタです。とても重要な情報はMBRに保存しています。PCを起動するとき、BIOSはMBRからディスクを読み込み始めます。MBRは様々な理由で破損する可能性がありますが、普段PCを使っているうちにMBRの存在さえ知らないユーザーは少なくないので、MBRの修復はそんなに簡単ではありません。

今回の記事はMBRを修復する方法を説明します。

MBRが壊れて起動できない

MBRは主に起動に関連するブートストラップローダとパーティション情報(パーティションの数、各パーティションのサイズとファイルシステムなどの情報)を記録するパーティションテーブルの2つの部分から構成されます。

大切な起動情報が保存されるので、MBRが破損したら、Windowsは起動できなくなります。起動ディスクではなくても、パソコンはディスクを正確に認識できません。ゆえにこれらのトラブルが発生した場合はまずMBRをチェックする必要があります。MBR破損の原因は多いですが、ほとんどはウイルス感染、マルウェアの影響、Windows自身の不具合(Windows updateを実行した後、システムが起動できないことがよく見られる)、それで、突然の停電と強制終了などのヒューマンエラーにより発生します。

破損したMBRを修復

MBRは僅か一つのセクタですが、そこに不具合が発生するとPCは使えなくなってしまいます。こういう場合にMBRをどのように修復しますか?ローカルディスク上のWindowsは既に立ち上げられない状態で、修復するにはWindows PEなどのブータブル環境で実行する必要があります。

Windowsインストレーションメディアで修復

手元にWindowsのインストレーションディスクまたはUSBドライブがあれば、それを利用してMBRを修復できます。

手順 1. WindowsインストレーションメディアをPCに接続してから、BIOSで起動順位を調整してインストレーションメディアを一番にします。

BIOS起動順位

手順 2. これで、PCはインストレーションメディアから起動します。インストレーションプログラムに入り、「次へ」をクリックし、次の画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。

Windowsインストレーション次へ

Windowsインストレーション次へ

手順 3. 「トラブルシューティング」をクリックして、「詳細オプション」の画面でまず「スタートアップ修復」をクリックして修復してみます。修復が成功しない場合は下の「コマンドプロンプト」をクリックし、コマンドプロンプトによってMBRを修復します。

トラブルシューティング

詳細オプション

手順 4. コマンドプロンプトのウインドウで、「bootrec /fixmbr」、「bootrec /fixboot」、「bootrec /rebuildbcd」コマンドを順番に入力して実行します。

コマンドを順番に入力

手順 5. PCを再起動し、ローカルディスクから起動させます。MBRが正常に修復されるかどうかを確認します。

パーティション管理ソフトで修復

コマンドでMBRを修復するのは簡単ではありません。しかも初心者にとって間違いコマンドを入力してとデータを誤削除する可能性があります。Windowsでは使いやすいMBR修復ツールがついていないので、サードパーティのパーティション管理ソフトを利用するのはより賢い選択です。ここではプロ向けのマルチ機能パーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalをおすすめします。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

AOMEI Partition Assistant Professionalは有名なパーティション管理ソフト、「MBRを再構築」を含むみんなに愛用される強力で豊かな機能は言うまでもなく、「ブータブルCD/USBを作成」機能を利用してブータブルUSBドライブを作成して、いざというときにそこから起動してパソコンを修復できます。

AOMEI Partition Assistant Professionalのブータブルエディションを作成する方法:

手順 1. USBドライブをPCに接続して認識されることを確認します。AOMEI Partition Assistant Professionalのメインインタフェースに「ツール」>「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、ポップアップウィンドウで「はい」をクリックします。

ブータブル作成

手順 2. USBドライブを選択して、「続行」をクリックします。ブータブルUSBドライブが作成し始めます。完了するまで待ちます。

usbドライブ選択

処理しています

AOMEI Partition Assistant Professionalによって作成されたブータブルUSBドライブはいつでも利用できます。ブータブルUSBドライブをPCに挿し、BIOSで起動順位を変更するだけで、AOMEI Partition Assistant Professionalに入ります。MBR破損により起動できないPCに最善な解決策に違いないでしょう!

つきましては「MBRを再構築」機能でMBRを修復する手順を説明します。ブータブルUSBドライブを作成しておかない場合はもちろん他のPCにAOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして、MBRが破損したディスクをセカンドディスクとしてそこに接続して修復できます。

手順 1. AOMEI Parititon Assistant Professionalを起動させ、メインインタフェースで全てのディスクが表示されます。問題のあるディスクのセルを右クリックし、ポップアップメニューから「MBRを再構築」を選択します。

mbr再構築

手順 2. ポップアップウィンドウが出ます。Windowsオペレーティングシステムの異なるバージョンはそれぞれのブート方法があるので、OSを手動で指定する必要があります。自分をOSバージョンを選択してから、「はい」をクリックします。

システムバージョン

手順 3. メインインタフェースの左上にある「適用」ボタンをクリックし、ポップアップウィンドウで表示される処理内容を確認し、最後に「続行」をクリックします。

適用

完了

まとめ

MBRセクタが破損してPCを起動できない場合、AOMEI Partition Assistant Professionalで破損したMBRを修復するのは最も簡単な解決策です。特にブータブルUSBドライブを作成すると、どんなときもパソコンを簡単に修復できます。ちなみに、AOMEI Partition Assistant Professionalのもう一つの最高な機能「Windows To Go Creator」は持ち歩けるパソコン環境を自由に作成できます。ブータブルUSBドライブより、完全なWindows環境をUSBドライブに書き込んで通常のPCと同じように使用するのはいかに素晴らしい機能でしょう。

Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。