WindowsをSSD/HDDにインストールできないというエラーを修正する方法

Windows 11/10/8/7がSSDにインストールできない状況が三つあります。この記事では、これについての修正方法を学びます。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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WindowsをSSDにインストールできない

ソリッドステートドライブ(SSD)にWindows 11/10/8/7をインストールすると、パソコンを確実に高速化します。しかし、WindowsをSSDにインストールできない場合、SSDを使えなくてとても残念です。この記事では、SSDについて三つの状況と解決方法を解説します。

状況 1. Windows BIOSでSSDが認識されない場合

通常、SSDをパソコンに接続すると、BIOSによって自動的に検出されます。ただし、システムBIOSによってSSDが検出(自動検出)されない場合、以下の項目をチェックします。

手順 1. SSDにSATAケーブルを接続するかを確認します。別のSATAケーブルを利用することができますし、SSDをSATA変換アダプタに接続し、BIOS接続が故障しているかを確認することもできます。

手順 2. SATAポートが有効であるかを確認します。BIOSセットアップでポートをオフにした場合があります。新しいSSDをシステムに接続すると、BIOSでSSDを表示するには手動でSSDをオンにする必要があります。

SATAポート

手順 3. SSDに故障が起きるかを確認するために、SSDを別の作業中のパソコンに接続します。

状況 2. セットアップ(初期設定)でSSDが認識しない場合

SSDがBIOSに検出されない(自動検出)場合は、次の手順を参考にして対処してください:

手順 1. BIOSが起動し、SATAをAHCIモードに設定します。Windows8/10をSSDにインストールできない場合は、「セキュアブート」を有効にします(「セキュアブート」が利用できるなら)。

手順 2. Windowsのセットアップ(初期設定)でSSDがまだ認識されない場合は、SHIFT + F10を押してコマンドプロンプトを開きます。

手順 3. 「diskpart」を入力します。

手順 4. 「list disk」を入力すると、パソコンに接続されているディスクが表示されます。

手順 5. 「select disk N」を入力します(Nはディスク番号です)。例えば、システムでディスクを(ドライブ型名)ドライブに挿入したら、「select disk 0」を入力します。

手順 6. 選択したディスクに大切なデータが保存されていないことを確認します。「clean all」を入力し、Enterキーを押し、SSDのデータを消去します。

手順 7. 処理が完了したら、「exit」を入力し、コマンドプロンプトを閉じます。Windowsのセットアップ画面に戻ります。

Diskpart Clean All

その後、WindowsのセットアップでSSDが表示されます。このクリーンプロセスによってディスクの寿命が低下すると思われると、SSDをSecure Erase機能で完全消去します。

状況 3. このディスク(SSD)にWindowsをインストールすることはできません

WindowsでSSDが認識されても、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクは、GPTパーティションがあります。」というエラーメッセージが表示される場合、SSD(GPT)にWindowsをインストールすることはできません。BIOS設定を変更するか、ディスクをMBRパーティションスタイルに変換して、エラーを修正します。

お使いのコンピュータがUEFIブートモードをサポートしている場合、BIOS設定でUEFIモードを有効にすることができます。Legacy BIOSブートモードのみが表示されている場合は、以下の手順を参照にしてSSDをMBRディスクに変換します。

SSDをMBRディスクに変換

手順 1. Shift + F10を押し、コマンドプロンプトを表示します。

手順 2. 次のように入力します:

diskpart
list disk
select disk N(Nはディスク番号です)
clean
convert mbr

手順 3. プロセスの完了をお待ちください。完了したら、Windowsのインストール画面に戻り、Windowsをインストールします。

SSDをGPTディスクに変換

「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクにはMBRパーティションがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。」と出たら、UEFIモードを無効にし、レガシーモードを有効にします。または、SSDをGPTディスクに変換します。

WindowsのセットアップMBR

前述のように、Diskpart.exeを使ってディスクをMBR/GPTに変換すると、ディスク上のデータが完全に消去されます。SSDが消去されないように、サードパーティ製のソフトウェアAOMEI Partition Assistant Pro版で、データ損失なしでディスクをMBR/GPTに変換します。このソフトをダウンロードし、SSDを補助記憶装置としてパソコンに接続します。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

では、AOMEI Partition Assistant Proを使用してSSDをGPT/MBRに変換するには:

手順 1. このソフトウェアを開きます。

手順 2. SSDを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。SSDがMBRであれば、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

手順 3. タスクを確定し、「適用」をクリックし、この変更を適用します。

適用

まとめ

AOMEI Backupper Proを使用すると、SSDをGPT/MBRに変換するだけでなく、ブータブルメディアを作成することができます。ブータブルメディアを持ち歩いて、Windowsシステムがインストールされていないコンピュータを利用できます。新規のインストールの代わりにSSDにHDDをクローンしたい場合は、このソフトウェアも使用できます。

Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Partition Assistant Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。

最後、WindowsがSSDにインストールできなくても、パニックに陥る必要はありません。自分の状況に基づいて上述のステップに従ってエラーを修正することができます。

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Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。