データを失うことなく、NTFSパーティションをリサイズする3つの方法

この記事は、NTFSパーティションをリサイズ/拡張する3つの方法を紹介します。最も便利な方法はAOMEI Partition Assistantを使用することです。このパーティションマジックツールを使用して、データを失うことなく、NTFSパーティションを簡単にリサイズすることができます。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2024年01月25日

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NTFSについて

最初の部分で、NTFSの概念、主な仕様及びNTFSパーティションのサイズを変更する理由という三つの内容を説明します。

NTFSとは?

NTFS(新技術ファイルシステム)は、Windows NTオペレーティングシステムによって適用される標準なファイルシステムで、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows 7それにWindows 8などの高度なバージョンを含みます。NT系のシステムのためWindows NT以降のOS(2000/XP以降)で利用することができますが、Windows 95、Windows 98などでは利用できません。FATファイルシステムより、NTFSの方が性能、拡張性、信頼性などの方面には優れています。そのため、NTFSは、MicrosoftのWindowsオペレーティングシステムにとって最高のチョイスです。

NTFS主な仕様

2TB以上のボリュームサイズを管理可能

最新のWindowsで最大8PBのファイルサイズを管理可能

クラスタサイズ(アロケーションユニットサイズ)は512Byte~2048KBまで

最大ファイル名長は255文字まで(Unicode)

圧縮、暗号化機能などの実装あり

ディスククォータに対応

ハードリンク

バックアップシャドウコピー

ディスク修復プログラムを実行せずに回復

個々のユーザーの権限を設定可能

個々のファイルやフォルダーを圧縮でき、圧縮ファイルの直接の読み書きを対応

なぜNTFSパーティションのサイズを変更するのか?

要約すると、NTFSはWindows XP/Vista/2003/2000/NT/Windows 7およびWindows 8用の自己修復機能を備えた高性能のファイルシステムであり、ファイルレベルのセキュリティ、圧縮、および編集が含まれます。さらに、NTFSは、大容量ボリュームや、RAIDなどの強力なストレージソリューションをサポートします。NTFSの最も重要な新機能は、ファイルを同期して重要なデータを保護する機能です。

さらに、NTFSは現在のWindowsの主流ファイルシステムであるだけでなく、いつかはFATファイルシステムに取って代わる可能性もあります。NTFSパーティションのパフォーマンスを向上させるには、NTFSパーティションを管理する必要があります。ディスク分割の割合が不合理だったら、空き容量が多すぎるドライブもあれば、十分な空き容量がないドライブもあります。この場合、NTFSパーティションのサイズを変更する必要があります。

WindowsでNTFSパーティションのサイズを変更する方法は?

方法1. ディスクの管理でNTFSパーティションのサイズを変更する

Windows VistaまたはWindows 7、Windows 8、Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008などのバージョンでは、「ディスクの管理」というユーティリティを使用してNTFSパーティションをリサイズすることは簡単です。ここでは、Windows Vistaを例として、詳細手順を紹介します。

ステップ 1. 「コンピューター」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。ディスクの管理は、利用可能なすべてのパーティションとディスクドライブの詳細な状態が表示されています。この画面を見て、ディスク0にはC:パーティション、E:パーティション、それに未割り当て領域があります。

Windows「ディスクの管理」

ステップ 2. サイズを変更したいパーティションを右クリックし、必要に応じて「ボリュームの拡張」(サイズを拡大する)または「ボリュームの縮小」(サイズを縮小する)を選択します。

NTFSパーティションのリサイズのメニュー

ステップ 3. 「ボリュームの縮小」を選択すると次のウィンドウが表示されます。縮小するサイズを入力してください。縮小できる最大限を超えてはいけません(注意:システムパーティションには、縮小できる最大限はその半分である)。

縮小するサイズを入力

操作を実行するには、「縮小」ボタンをクリックしてください。Windows Vistaは、オンラインなのですぐにパーティションのサイズが縮小されます。

ステップ 4. E:ドライブの近くに未割り当て領域があるため、右ショートカットメニューの「ボリュームの拡張」オプションが利用可能です。C:パーティションを右クリックしたら、ショートカットメニューの「ボリュームの拡張」が以下のようにグレーアウトに表示されます。主な理由は、C:パーティションの隣に未割り当て領域がないことです。この時、AOMEI Partition Assistant Standardのような他のソフトウェアを使う必要があります。このWindowsパーティションマネージャを使用して、未割り当て領域の場所を変更し、C:パーティションを拡張することができます。

「ボリュームの拡張」がグレー表示

方法2. DiskPart.exeでNTFSパーティションのサイズを変更する

コマンドライン(CMD)でDiskpart.exeユーティリティを使用してディスクパーティションを管理することができます。NTFSパーティションまたはボリュームの場合は、データを失うことなく、既存のNTFSボリュームに未割り当て領域を追加して拡張することができます。ここでは、我々は、DiskPart.exeで、NTFSパーティションをリサイズする方法を示します。以下の手順に従ってください。

►パーティションを縮小する

ステップ 1. WINキー+Rキーを押し、「cmd」を入力し、Enterキーを押します。その後、「diskpart」を入力し、diskpartコマンドプロンプトを開きます。

ステップ 2. 「list volume」と入力し、Enterキーを押すと、PC上のすべてのパーティションがリストアップされます。

ステップ 3. 「select volume x」と入力し、Enterキーを押してください。「x」はターゲットパーティションを表します。

ステップ 4. 「shrink desired=xxxxx」と入力し、Enterキーを押します。「xxxx」は縮小するサイズを表します。

パーディションを縮小

►パーティションを拡張する

制限事項:DiskPartでパーティションを拡張するには、右側に十分な未割り当て領域があり、ターゲットパーティションに隣接している必要があります。また、リサイズするパーティションはRAWまたはNTFSである必要があります。

ステップ 1. WINキー+Rキーを押し、「cmd」を入力し、Enterキーを押します。その後、「diskpart」を入力し、diskpartコマンドプロンプトを開きます。

ステップ 2. 「list volume」と入力すると、PC上のすべてのパーティションが表示されます。

ステップ 3. 「select volume x」と入力し、Enterキーを押してください。「x」はターゲットボリューム番号を表します。

ステップ 4. 「extend size=xxxx」と入力し、Enterキーを押します。「xxxx」はスペースのサイズを表します。

コマンド

注意:

1.Diskpart.exeコマンドでシステムパーティションをリサイズすることはできません。

2.ターゲットパーティションの後ろに、隣接した未割り当て領域がない場合、Diskpart.exeコマンドは、Windowsのディスクの管理のように動作することはできません。

方法3. AOMEI Partition AssistantでNTFSパーティションのサイズを変更する

AOMEI Partition Assistant Standardは、NTFSとFAT32の両方のパーティションサイズを変更でき、同時に100%のデータセキュリティを確保します。操作はマウスの数回のクリックと移動で実現できます。ここでは、NTFSシステムパーティションを拡張する手順を紹介します。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standard をダウンロードして起動する必要があります。すると、メインインターフェイスに、ローカルディスク情報が表示されます。

ステップ 2. C:パーティションを拡張したら、未割り当て領域が必要です。そのため、E:パーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択してください。そして、右方向へ左のスライドバーをドラッグして未割り当て領域を解放します。その後、「はい」をクリックします。このようにして、C:パーティションの後ろに未割り当て領域が表示されます。

ステップ 3. C:パーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。そして、右のスライダバーを右方向へドラッグして未割り当て領域を結合します。次に、「はい」をクリックします。

パーティションをリサイズ

パーティションを拡張

ステップ 4. 結果として、Cパーティションが拡張された結果が表示されます。操作を実行するには、ツールバーの「適用」をクリックしてください。

適用

まとめ

要約するに、AOMEI Partition Assistant Standard、Windowsの「ディスクの管理」それにDiskpart.exeコマンドラインでNTFSパーティションをリサイズするすべてのメソッドは、それぞれの特別な機能を示しています。しかし、Windowsのディスクの管理やDiskPart.exeコマンドラインなどのコンピュータ操作に習熟しているコンピュータユーザーがどれほどいますか?また、お使いのシステムは、Windows XP、2000、2003の場合、ディスクの管理はNTFSパーティションのリサイズをサポートしていません。

AOMEI Partition Assistant Standardは、Windows 11/10/8/7/XPシステムをサポートし、Windowsの組み込みツールよりも簡単で柔軟な方法を提供します。また、BitLockerパーティションのサイズ変更もサポートしています。Windows Server 2003と2008を使用している場合、またはより高度な操作を実行したい場合は、AOMEI Partition Assistantの適切なバージョン(AOMEI Partition Assistant ProfessionalAOMEI Partition Assistant Server)を選択します。さらに、このソフトウェアは、安全にパーティションを結合し、MBRをGPTに変換し、Windows To Go Creatorを助けることができる他の多くの機能を備えています。躊躇しないでください。今すぐ使用してNTFSパーティションをリサイズしましょう。

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。