データを失うことなくWindows 10のGPTディスクパーティションのサイズを変更する方法

Windows 11、10、8、7でデータを失うことなく、GPTディスクパーティションのサイズを変更するにはどうすればよいですか?AOMEI Partition Assistantソフトウェアは、GPTディスクに未割り当ての領域があるかどうかに関係なく非常に役立ちます。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年05月15日

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GPTについて

まずGPTの概念と利点を紹介します。

GPTの概念

GPTはGUID Partition Tableの略語で、ハードディスクのパーティション管理の仕組みです。GPTは、データやプログラムを特定・生成するために、マイクロソフトが決めた識別子の標準規格で、Windowsのインターフェース識別子やクラス識別子などに利用されています。Windows Vista以降のOSならデータ用として使用できるが、GPTディスクに対応していないWindows XP 32bit版などでは使用できない。

GPTの利点

マスターブートレコード(MBR)ディスクと比較して、GPTディスクは以下の方面で際立っています:

▶GUIDパーティションテーブルは、MBRベースのディスクユーティリティがGPTディスクを間違って認識したり上書きしたりするのを防ぎます。GUIDパーティションテーブルには、Windowsで最大128個のパーティションエントリを格納できます。
▶GPTディスクのパーティション数は理論的にほぼ無制限ですが、Windowsの実装では128パーティションに制限されています。GPT上の各パーティションは、MBRディスク上のプライマリパーティションのように機能します。
▶GUIDパーティションテーブルは、MBRパーティションテーブルより非常に大容量のディスクをサポートします。
▶Windows 7/8/10/11、及びWindows Server 2008/2012/2016/2019/2022などのほぼ全てのWindowsシステムはGPTパーティションディスクを利用できますが、UEFIブートモードがサポートされて有効になっている場合、64ビットバージョンがGPTディスクからの起動をサポートしかしません。
▶マザーボードがUEFIブートのみをサポートしている場合、WindowsはGPTディスクからのみ起動できます。
▶パーティションテーブルのレプリケーションと巡回冗長検査(CRC)保護により、より高い信頼性を提供します。

gpt

なぜGPTディスクパーティションのサイズを変更するか?

上記の説明から、GPTはMBR(マスターブートレコード)ディスクのいくつかの制限を破ることがわかります。たとえば、2TBを超えるハードドライブをサポートでき、最大128のプライマリパーティションなどを許可できます。GPTパーティションスタイルを使用する場合、GPTディスクのパーティションサイズを変更する必要がある場合があります。理由は次のとおりです。

GPTパーティション容量を適切に割り当てたい:データ量が毎日増加しているため、一部のパーティションは小さすぎて、簡単にいっぱいになる可能性がありますが、他のパーティションにはまだ多くの空き領域があります。空き領域をあるパーティションから別のパーティションに移動すると、ディスク容量の割り当てを改善できます。

●「ディスク領域不足警告が出る:「ドライブWindows7(C:)のディスクの空き領域が非常に少なくなっています。ここをクリックして、このドライブの領域を解放できるかどうか確認してください。」という警告メッセージが表示され、WindowsファイルエクスプローラーでドライブCが赤いバーになります。ただし、一部の主要なシステムファイルを削除してシステムをクラッシュさせる可能性があるため、システムドライブ上のファイルを削除することはお勧めしません。代わりに、このパーティションを拡張するのが最善です。

ディスク領域不足

GPTハードディスクには大きなパーティションが1つだけある:ほとんどの新しいコンピュータでは、(GPT)ハードディスクは1つの大きなパーティション(通常はC:ドライブ)にのみ分割されます。この場合、パーティションを縮小して、未割り当て領域を解放して新しいパーティションを作成できます。

では、GPTディスク上のパーティションサイズを変更するにはどうすればいいでしょうか?心配しなくて、次の内容では、2つのソリューションを提供します。1つはWindowsの組み込みディスクの管理で、もう1つはサードパーティツールです。

ディスクの管理でGPTディスクパーティションのサイズを変更

このディスクの管理は、Windowsの組み込みユーティリティです。ディスクレイアウト、ファイルシステム、ステータス、容量、タイプなどを表示できます。さらに、ユーザーは簡単な手順でパーティションを作成、削除、フォーマット、拡張、または縮小できます。次に、このツールを使用してGPTパーティションを縮小または拡張する方法を示します。

GPTディスクパーティションのサイズを縮小する

★注意:
「ボリュームの縮小」は、GPTまたはMBRハードドライブ上のNTFSまたはRAWパーティションにのみ適用されます。
縮小する既存のパーティションの未割り当て領域は、縮小したばかりのボリュームの右側にあり、移動できません。

手順 1. デスクトップの「コンピュータ」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。

ディスクの管理

手順 2. 縮小するパーティションを右クリックし(NTFSファイルシステムであることを確認します)、「ボリュームの縮小」を選択します。

ボリュームの縮小

手順 3. 次に、新しいパーティションのサイズを設定できる「縮小」ダイアログボックスが表示されます。「縮小する領域のサイズ(MB)」を選択して、新しいボリュームサイズを設定できます。

縮小

手順 4. 「縮小」ボタンをクリックして、GPTディスクパーティションのサイズを縮小します。

操作が完了すると、GPTディスクに新しい未割り当て領域が表示されます。この未割り当て領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択します。そして、「新しいシンプルボリュームウィザード」を従って新しいパーティションを作成します。

新しいシンプルボリュームウィザード

GPTディスクパーティションのサイズを拡張する

注意:「ボリュームの縮小」と同じように、「ボリュームの拡張」機能もNTFSまたはRAWパーティションでのみ適用されます。また、ボリュームを拡張できるのは、隣接する未割り当て領域が続く場合のみです。
ヒント:「ボリュームの拡張」はその制限(NTFSファイルシステムと隣接する未割り当て領域)のためにグレーが表示されることが多いため、ディスクの管理でパーティションの拡張は常に多くのユーザーにとって頭痛の種でした。ほとんどの場合、ターゲットボリュームの隣に隣接する未割り当て領域はありません。別のボリュームを縮小して未割り当て領域を取得しても、それらは隣接しておらず、未割り当てのスペースを移動できないため、クリックできません。

ボリュームの拡張がグレー

この場合、最初に隣接するパーティションを削除する必要があります。たとえば、GPTディスクにC、D、および未割り当て領域がある場合は、最初にDを削除して隣接する未割り当て領域を取得し、Cを拡張します(注意:Dパーティションを削除すると、その中のすべてのデータが消去されます。必要に応じて、事前にバックアップを作成してください)。

手順 1. ボリュームDを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。

手順 2. 「OK」をクリックして、操作を確認します。完了後、Cドライブの後ろに隣接する未割り当て領域があることがわかります。次に、Cパーティションを右クリックして、「ボリュームの拡張」を選択します。

ボリュームの拡張

手順 3. ウィザードに従って、GPTハードディスクのシステムパーティションを拡張します。

★ヒント:
▶拡張するGPTドライブはNTFSまたはFAT32である必要があり、他の種類のパーティションはサポートされていません。
▶パーティションの拡張を実行する場合は、その拡張するパーティションの右側に隣接する未割り当て領域があることを確認してください。それ以外の場合は、「ボリュームの拡張」機能がグレーアウト表示されます。
▶ディスクの管理を使用する場合、ボリュームをそのサイズの半分以上に縮小できない可能性があります。これは、パーティションにある移動できないファイルがパーティションのリサイズを邪魔するためです。

第三者のフリーソフトでGPTディスクパーティションのサイズを変更

サイズを変更したいGPTディスクパーティションが上記の要件を満たしている場合、ディスクの管理は本当に良い選択です。GPT パーティションがNTFSでない場合、または拡張する必要があるときに未割り当て領域に隣接していない場合はどうなりますか?次に、無料のディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Standardをお勧めします。他のソフトと比べてAOMEI Partition Assistantは強力であるし、安全です。しかも、このソフトウェアはディスク管理のすべての制限を突破し、次のことができます。

✔ NTFSおよびFAT32パーティションのサイズを変更できます。

✔ パーティションを移動して、未割り当て領域を拡張するパーティションに隣接させできます。

✔ 隣接する2つのパーティションを結合できます。

✔ 隣接しているかどうかに関係なく、未割り当て領域を別の既存のパーティションに結合できます。

さあ、このソフトを使って、データを失うことなくWindows 10でGPTディスクパーティションのサイズを変更する方法を見てみましょう!

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機能1.パーティションをリサイズ/変更

手順 1. サイズを変更したいパーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/変更」を選択します。

パーティションをリサイズ

手順 2. 変更したいパーティションの右側のエッジを左へドラッグしてパーティションを縮小して未割り当て領域を作成することができます。或いは右側のエッジを右へドラッグしてパーティションを拡張できます。しかし、この方法で拡張するのに隣接している未割り当て領域が必要です。

拡張

手順 3. そしてメイン画面に戻ります。操作を実行するには、ツールバーの「適用」をクリックしてください。

機能2.パーティションを結合

HDDの上に未割り当て領域があるけど、変更したいパーティションと隣接していない場合、「パーティションを結合」機能を使用してパーティションと未割り当てを統合して、パーティションを拡張することができます。

手順 1. 拡張したいパーティションを右クリックして、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

手順 2. 結合したいボリュームのチェックボックスにチェックを入れます。「はい」をクリックします。

結合したいパーティションチェックを入れ

手順 3. 保留中の操作一覧から変更をプレビューできます。変更を保存するには、ツールバーの「適用」をクリックしてください。

この機能を使用する場合、対象パーティションは2つ以上の未割り当て領域と結合できますが、隣接しているパーティションしか結合できません。

機能3.空き領域を割り当てる

あるドライブは容量不足になる一方で、他のパーティションには十分な空き領域があります。こういう時、「空き容量を割り当てる」を使用して、1つのパーティションから空き領域をもう1つのパーティションに割り当てることができます。この方法を通してHDDの領域をより効率的、合理的に利用できます。それに容量不足のパーティションを拡張するために、「パーティションを削除」で未割り当て領域を作成する必要がありません。

この機能は、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードして使用できます。

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手順 1. 例えば、Eパーティションから空き容量をドライブCに割り当てる場合、Eパーティションを右クリックして「空き容量を割り当てる」を選択します。

空き容量を割り当てる

手順 2. ポップアップウィンドウでEパーティションからカットする空き領域のサイズを入力すると、この空き領域が直接に宛先パーティションに追加されます。

カットする空き領域のサイズを入力

手順 3. この操作を実行するには、「適用」をクリックしてください。

機能4.アプリ引っ越し

GPTディスクに多数のアプリケーションとプログラムがインストールされている場合は、「アプリ引っ越し」機能を使用して、アプリケーションを1つの場所から他の場所に移動または移行することで空き容量を増やすために使用されています。この機能も、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードして使用できます。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。メイン画面の上部にある「空間を解放」⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

手順 2. 「アプリを移動」と「フォルダを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。

アプリを移動

手順 3. すべてのパーティションが表示されます。パーティションごとに移行可能なインストール済みアプリの数や容量なども表示されます。どのパーティション上のアプリを移行したいか?そのパーティションを選択して「次へ」をクリックします。

パーディションを選択

手順 4. 選択したパーティション上のすべての移行可能なアプリが表示されるので、移動したいアプリと移動先を選択して「移行」をクリックします。

移動したいアプリの選択

手順 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。

開始

結論

ディスクの管理は、Windows 11、10、8、7でGPTディスクパーティションのサイズを変更するのに役立ちますが、いくつかの制限があります。したがって、データを失うことなく、GPTディスクパーティションのサイズを変更するには、AOMEI Partition Assistantの方がはるかに適しています。合わせていくつかの方面があります。こレラの方面は、「パーティションをリサイズ」(直接に拡張/縮小)、「パーティションを結合」、「空き領域を割り当てる」、「アプリ引っ越し」です。異なる角度からパーティションのサイズを変更することが可能となります。読者様は需要によって選択するほうがいいと思います。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

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Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。